レンタルサーバー契約更新「3つの選択肢」をWordPressブログ初心者向けに徹底解説

当ページのリンクには広告を含む場合があります

そろそろブログを管理してるサーバーの更新時期だけど、確認しておいたほうがいいことはあるか?

WordPressブログの運営を継続するため、定期的にレンタルサーバーを契約更新しますよね。

でも何も考えずに契約更新してしまうと、あなたに最適な手段を選べていないかもしれません。

もしあなたが「レンタルサーバーの費用を抑えたい」「更新時期のタイミングで他の会社も検討してみようかな」など考えているなら、サーバー更新に必要な知識をまるっと解説します。

今日すぐに分かること
  • サーバー契約更新の基本知識
  • 今のレンタルサーバーを契約更新
  • 別会社のレンタルサーバーで新規契約
  • 今の会社のレンタルサーバーを追加契約
  • 契約更新よくある疑問

この記事を読めばレンタルサーバーを契約更新するために必要な基本知識と3つの更新手段が分かるだけでなく、安全な方法やコスパの良い方法などニーズに合わせて更新方法を選べるようになるので、ぜひ最後まで読んでください。

WordPressブログを続けることが前提のため「契約終了する」は含みません。

2020年からConoHaWINGのサーバーを更新し続けて感じたメリット・デメリットも踏まえて解説してるよ!

目次

レンタルサーバーの契約更新について知っておきたい基本知識

レンタルサーバーを契約更新するとき、前提知識として知っておいてほしいことがあります。

  • サーバーとドメインはそれぞれ更新が必要
  • 初期設定は自動更新ONになっている
  • 契約が切れるとブログはアクセスできない
  • 更新費用は新規契約より割高になる

WordPressブログの初心者は初めて契約更新することになるので、事前にポイントを押さえておきましょう。

「前提知識なんて知ってるよ」って人は、次のトピックにジャンプしてね。

サーバーとドメインはそれぞれ契約更新が必要

契約更新は「レンタルサーバー」だけでなく、「ドメイン」も契約更新の対象になります。
サーバー契約時に取得できる「無料独自ドメイン」は、サーバー契約と連動するため特に操作は必要ありません。ただし、追加で取得した有料独自ドメインは1年ごとの有料更新になるので注意してください。

更新費用はサーバー代だけとは限らないってことだな。

また、独自ドメインは取得費用より更新費用が高いサーバー会社もあるため、必ず確認しておきましょう。

スクロールできます
XSERVER
ドメインの料金
.com.net.info.site.online
取得時1円1円308円99円108円
更新時1,602円1,878円2,029円4,908円5,498円
XSERVER」2025年7月8日現在のドメイン料金抜粋。

ドメインについて初心者が意外と知らない基礎知識は別記事でもっと詳しく解説しているよ

あわせて読みたい

「ドメインの基礎知識」解説記事は、ただいま準備中です。

契約更新が切れるとWordPressブログはアクセスできない

レンタルサーバーの契約期間が切れると、WordPressブログにはアクセスできなくなります。勿論ドメインの契約が切れても同様です。

上記のようにURLを直接入力してもブログは表示されません。

さらに、サーバーの契約が更新切れになると、サーバーに紐付いている無料独自ドメインの管理画面も操作できなくなります。

レンタルサーバーに保存されているWordPressのデータベースにもアクセスできなくなるため、契約更新切れには十分注意しましょう。

契約切れを防ぐ手段はあるのか!?

初期設定では契約の自動更新がONになっている

契約更新切れはブログが消えてしまうリスクはありますが、基本的にその心配はありません。なぜなら多くのサーバー会社では初期設定で自動更新がONになっているからです。

例えばConoHa WINGでは、契約満了日の30日前に自動更新される初期設定になっているので安心してください。

ただし「クレジットカードを登録しておく」「プリペイド方式のコノハチャージに入金しておく」など、事前準備は必要です。

自動更新の設定以外にも、契約切れを防ぐ方法はあります。

  • コノハから届く契約更新のお知らせを確認する
  • Googleカレンダーに契約満了日を登録しておく
  • 万が一契約切れになっても復旧可能期間がある

「ブログを辞める」って判断しない限り、いくらでも契約切れの対策はあるから心配しないで!

契約更新の費用は新規契約より割高になる

レンタルサーバーを契約更新するうえで、ひとつ知っておいてほしいことがあります。それは契約更新の費用は新規契約より割高になるということです。

例えばConoHa WING「ベーシックプラン」の新規契約と契約更新の料金を見比べてください。

スクロールできます
3ヶ月6ヶ月12ヶ月24ヶ月36ヶ月
新規契約3,993円7,260円11,880円20,196円23,126円
契約更新3,993円7,260円13,068円24,684円34,848円
割増金額+0円+0円+1,188円+4,488円
※年間2,244円UP
+11,722円
※年間3,907円UP
コノハWING「ベーシックプラン」2025年7月8日現在の料金。

ただし、契約更新が割高なのではありません。新規契約のとき大幅に割引されて相対的に料金が割高に見えているだけなので誤解しないでください。

とはいえ、契約更新のほうが料金が高いのは事実だよな。

契約更新のときに少しでもお得に更新する方法については、次のトピックで解説していきます。

もし各サーバー会社の更新費用を比較したいなら、別記事を参考にしてね。

あわせて読みたい

「おすすめレンタルサーバー」解説記事は、ただいま準備中です。

手軽で安全!いま使っているレンタルサーバーを契約更新して継続

いま使っているレンタルサーバーを契約更新するメリット・デメリットについて解説します。

  • 手間がなく安全に契約更新できる
  • 契約更新の費用が高い
  • 収益化ブログには契約更新がおすすめ

すでにブログを収益化しているなら、今のサーバーを契約更新するのが進め!

メリット:手間なく安全に契約更新できる

今回紹介する「更新時の3つの選択肢」の中で、最も手間がなく安全にブログを続ける方法です。

例えば、他のレンタルサーバーに乗り替えてブログを引っ越しさせる場合、複雑な操作が必要なため、初心者にはおすすめできません。
一方で、いま使ってるサーバーを契約更新するだけならサーバー会社の管理画面から数回クリックするだけで完了します。

余計なことを考えずに契約更新できる方法だな!

デメリット:契約更新の費用が高い

契約更新する上で知っておいてほしいのは更新費用が高くなることです。
多くのレンタルサーバー会社は、新規契約時と契約更新時を比べたとき、更新する料金のほうが割高になります。

金銭的には「更新時の3つの選択肢」の中で最も更新費用が高くなることは知っておこう。

ブログを収益化してるなら契約更新がおすすめ

次の2つに当てはまる人は、「いま使っているレンタルサーバーの契約更新」がおすすめです。

  • 余計な手間をかけずに契約更新したい
  • すでにブログを収益化している

特に月100円以上の収益を出しているブログなら、更新費用の割高分(年間1,188円)は実質負担にはなりません。

事業所得として確定申告するなら、サーバー更新費用は全て経費になるため節税効果もあります。詳しくはQ&Aトピックで解説。

「余計なことはしたくない」「月100円以上の収益は出ている」そんな人は、いま使っているサーバーをお得に契約更新する方法を解説した記事もあるので参考にしてください。

「サーバーの自動更新OFFにできない」って悩みはすごく多いから、絶対チェックしておいてね!

スペックの不満を解消!別会社のレンタルサーバーで新規契約して継続

レンタルサーバーを契約更新するとき、新しいサーバー会社に乗り替えるという選択肢もあります。メリット・デメリットは次のとおり。

  • サーバーの不満や物足りなさを解消できる
  • 今のブログを継続するならドメイン移管が必要

「スペックが足りない」「ドメイン費用が高い」など具体的な課題を解決したいなら、サーバー乗り換えは検討余地あり!

メリット:サーバー会社の不満や物足りなさを解消できる

もし、いま料金設定が低い格安サーバー会社を利用しているなら、容量などスペックを確認してみてください。

スクロールできます
サーバー会社(プラン)新規契約
12ヶ月
容量メモリvCPU
XSERVER
プラン:スタンダード
11,880円500GB8GB6コア
ConoHa WING
プラン:ベーシック
11,880円300GB8GB6コア
LOLIPOP
プラン:ライト
5,940円300GB非公開非公開
リトルサーバー
プラン:リトルプラン
2,640円60GB非公開非公開

例えばリトルサーバーのように年間費用が安くても容量が非常に少ないプランがあります。
また、LOLIPOPのように容量は十分あっても、メモリやCPUのスペックを公開していない不透明なプランもあります。

いまのサーバー会社のスペック・料金・保守対応などの不満を解決できるなら、別会社に乗り替えるメリットは大きいでしょう。

「電話相談できない」「複数ドメインを管理できない」とかいろいろあるから、自分に合っているか要確認!

デメリット:運営中のブログを継続するならドメイン移管が必要

別会社のレンタルサーバーを新規契約することのデメリットは、いまのブログを続けるなら「ドメイン移管」が必要になることです。

ドメイン移管とは、現在利用しているサーバーから別のサーバーにドメインを引っ越しすること。ドメインに紐づいているWordPressブログごと引っ越しできる。

トピック2-1でも触れましたが、別のサーバーにブログを引っ越しさせるのは複雑な操作が必要になります。例えばConoHaWINGのサーバーにドメイン移管する手順は次のとおり。

  1. 移管元サーバーで事前準備
    • AuthCode(オースコード、認証コード)を取得
    • 移管ロック(トランスファーロック)を解除
    • WHOIS情報公開代行を一時的に解除
  2. ConoHa WINGで移管申請
  3. 管理会社による移管承認作業
  4. 移管完了

※移管後にDNSサーバー情報が引き継がれない場合や、移管先でDNSを新たに利用する場合は、必ずDNS設定(ネームサーバー情報)の変更が必要です。

別会社のサーバーを契約してドメイン移管するための作業手間は、操作に不慣れな初心者にはデメリットと言えるでしょう。

ただし「今のブログは手放して新しく立ち上げる」って人なら移管手続きのデメリットは無視できるね。

別会社を使うメリットがあるならサーバー乗り換えはあり

別会社のサーバー新規契約は、次のような人におすすめです。

  • 今のサーバー会社では物足りない
  • 今のブログは継続・手放すどちらでもOK
  • ドメイン移管の操作は苦にならない

いまのサーバー会社に不満があるなら、別会社でサーバーを新規契約するのが良いでしょう。なぜなら今後もブログ運営を続けていくなら一生ついてまわるストレスだからです。

ブログの引っ越しは簡単な方法から複雑な方法までいろいろなパターンがあります。引っ越しすることのメリット・デメリットもあるため、詳しくは別記事で確認してください。

「ブログの引っ越し」って、やり方が4パターンもあるらしいぜ!

コスパ抜群?いま使っている会社のレンタルサーバーを追加契約して継続

3つ目の選択肢として、いま使っているサーバー会社の中で新たにサーバーを契約する方法があります。

レンタルサーバーは1契約につき1枠分を利用できるため、追加契約すれば2枠分のサーバーを利用できるようになります。

レンタルサーバーを追加契約するメリット・デメリットは次のとおり。

  • サーバーの利用料金を安く契約できる
  • 今のブログを継続するならドメイン移管が必要

まだブログで収益が出ていない人向けの選択肢だね。

メリット:レンタルサーバーの利用料金を安く契約できる

同じ会社の中でサーバーを追加契約する最大のメリットは、サーバーの更新費用を安くできることです。トピック1-4で解説したとおり、レンタルサーバーは契約更新する費用より新規契約のほうが割安になります。

この仕組みを利用して既存サーバーは契約満了日で契約終了、新規契約したサーバーでブログ運営を続ければ実質更新費用を安くできるということです。

サーバーの更新費用が安くなるのは嬉しいぜ!

デメリット:同一会社内のサーバー間はドメイン移管できない

同じ会社の中でサーバーを追加契約するデメリットは、サーバー間のドメイン移管ができない可能性があることです。
ConoHaWINGに問い合わせしたところ、以下のように回答がありました。

このことから分かるように、ConoHaWINGでは既存サーバーから別サーバーにドメインの引っ越しができないことは注意しておきましょう。

サーバー会社によってルールが違うため、詳しくはご利用の会社の相談窓口に確認してください。

ブログのドメインが変わってもいいならサーバーを追加契約

同じ会社内でのレンタルサーバー追加契約は、次のような人におすすめです。

  • サーバーの更新費用を安くしたい
  • 今のブログではまだ収益が出ていない
  • 今のブログのドメインは変わってもOK

サーバー契約の初回割引を利用して更新費用を安くできる一方で、今のドメインとブログをそのままドメイン移管することはできません。
ただし、別ドメインにWordPressブログをコピーする「ドメイン移行」なら使えます。

ドメイン移行とは、現在利用しているドメインのWordPressブログを別のドメインに載せ替えること。ブログそのものを複製(コピー)する。

「今のブログはまだ収益が出ていないから手放してもいい」「ドメイン〇〇.comが△△.comに変わっても気にしない」という人には、サーバーを追加契約してドメイン移行を検討しても良いでしょう。

移管と移行の合せ技で無料独自ドメインをコピーするっていう方法も解説しているよ。

Q&A|レンタルサーバーの契約更新についてよくある疑問

このトピックではレンタルサーバーの契約更新について、よくある疑問をQ&A形式で紹介します。

いま使っているレンタルサーバーを契約更新するとき、一番お得になる契約期間は?

ConoHaWINGで契約更新する場合、契約期間は36ヶ月が最もお得です。

新規契約も継続更新も、長期間で契約するほど1ヶ月あたりの料金は安くなります。さらにお得に契約更新するなら、10%OFFクーポンなど利用するのがおすすめ。注意点は別記事で解説しています。

レンタルサーバーを乗り替えるなら、どこの会社が一番おすすめ?

ゼロイチブログではConoHaWINGを最もおすすめしています。
WordPressの表示速度に大きく影響するサーバー容量・メモリ・CPUや、初心者向けの保守サービスなど考慮するとコスパの良い料金設定になっています。
ただし、ブログ運営の目的によっては別のサーバー会社のほうが適している場合もあるため、詳しくはレンタルサーバー比較記事を参考にしてください。

サーバーの新規&更新の費用だけでなく、ドメインの費用なども含めて、いろいろな角度から比較しているよ!

あわせて読みたい

「おすすめレンタルサーバー」解説記事はただいま準備中です。

まとめ|ブログが消える前にレンタルサーバーの契約更新について判断しよう!

WordPressブログを継続するために必要なレンタルサーバーの契約更新について解説しました。ポイントは次の3つ。

  • 手間を掛けたくないなら今のサーバーを契約更新する
  • 今のサーバーに不満があるなら別会社で新規契約する
  • 更新費用を安くしたいなら今の会社で追加契約する

どの継続方法も一長一短で満点はありません。人それぞれブログ運営の状況に合わせた選択が必要です。

もしゼロイチブログを継続するなら、優先順位が知りたいぜ!

ゼロイチブログを運営していて、現状サーバー会社の対応やスペックに不満はないため別会社に乗り替える予定はありません。
いま使っているConoHaWINGのレンタルサーバーを契約更新するか、追加契約するかを選びます。

2025年7月現在は追加契約したサーバーにドメイン移行してWordPressブログを全て引っ越ししました。2022年6月契約分のサーバーは満了日をもって終了しています。

金銭的リスクが圧倒的に低いブログ運営ビジネスにおいて、数少ない固定費がサーバーとドメインの維持費です。
自分に合った最適な手段を選んでブログ運営を継続していきましょう!

ボクが5年間使い続けているレンタルサーバー「ConoHaWING」の魅力は別記事で詳しく解説しているよ!

あわせて読みたい

「おすすめレンタルサーバー」解説記事は、ただいま準備中です。

目次